マイケル・サスマン裁判 Day 3
元FBI顧問弁護士「ジェームズ・ベーカー」の午前中の証言
昨日は、サスマンがアルファバンク/トランプの証拠データとされるものを共有するために、どのように(顧客の代理としてではなく)接触したかを(公判2日目の内容から)取り上げました。
公判3日目の今日は、2016年9月の運命的なミーティングで何が起こったかが論じられている。
◽️ SC(特別検察官)によるベイカーへの質疑応答:
Q. それで、ミーティングはどのように始まったのですか?何が起こったのでしょうか?
A. マイケル(サスマン)は、自分がそこにいる理由を説明し始めました。彼は、特定のクライアントの代理として私の前に現れた訳ではなく、「アルファバンクと呼ばれるロシアのクレムリンと繋がっていると彼が説明したもの」と、「米国のトランプOrg1の一部との間の明らかな秘密通信チャンネルに関連」する、懸念すべき情報を持っていると言いました。 彼が接触していたサイバーセキュリティ研究者によれば、これら2つの組織(アルファ/トランプ)が互いに通信するための何らかの密かな方法であるように見えたそうです。
Q. では、はっきりさせておきたいのですが、サスマン氏がミーティング中に言ったことに基づいて、あなたは彼がDNCの代理としてあなたと会っていたと思ったのでしょうか?
A. いいえ
Q. また、ミーティングで彼が言ったことに基づいて、彼がヒラリー・クリントン・キャンペーンの代理としてあなたに会いに来たと思ったのでしょうか?
A. いいえ
サスマンが嘘をついたかどうかについてはどうだろうか? ベイカーは「100%自信がある」と言った。
Q. ベーカーさん、これはサスマン氏が前日の夜にあなたに送ったメッセージだと記憶しているでしょう。「彼があなたとの面談でその言葉を繰り返した」というのがあなたの証言ですか?
A. 本質的には...彼はミーティングで「私は特定のクライアントのためにここにいるわけではない」と言ったと思います。
Q. ベーカーさん、あなたは彼がミーティングでそのように言った、繰り返したと確信がありますか?
A. ミーティングでそう言ったと100%確信しています。
Q. 彼がそう言ったとき、ベイカーさん、あなたにどんな印象を与えましたか?どう反応しましたか?
A. マイケルは私の友人であり同僚です。私はそれを信じ、その発言が真実であることを信じました。
彼はFBIのビル・プリースタップに、「クライアントのためにそこにいたわけではない」とサスマンが言ったことを繰り返した。
Q. また、サスマン氏が持っていたかもしれない他のクライアントについて、あるいはそのような点について、プリースタップ氏に何か話したとすれば、それはどのようなことですか?
A. 私はプリースタップ氏に、「マイケルは特定のクライアントのためにそこにいるのではなく、一市民として...基本的には情報源として、機密の人的資源としてそこにいるのだと言ったこと」を伝えました。私は彼についてそういう風に考えていました。
Q. なぜプリースタップ氏にその考えを伝えようと思ったのですか?
A. それは、彼にマイケルがどんな人物かを知ってもらうため、そして彼が、私がマイケルのことを真剣に考えたのと同じように、マイケルのことを真剣に考えることができるようにするためです。
プリースタップに注目された理由、コミーに注目された理由に関して:
Q. また、なぜこれらの主張をプリースタップ氏に知らせるのが適切だと考えたのですか?
A. ロシアに関係し、この銀行(アルファ)がクレムリン(ロシア連邦の指導者、ロシア連邦政府を指す)と何らかのつながりがあるという疑惑があったからです。
ですから、もしその時点で、トランプOrgの一部と何らかの形で連絡を取ろうとする動きがあるとすれば、それは表面上、国家安全保障上の脅威となる可能性があるように私には思えました。FBIは、その時点ですでに、トランプ陣営とロシア連邦との間につながりがあるという疑惑を調査していたのです。ですから、私たちは皆、…すでにそのような性質の捜査が行われていることを知っていました。そしてここにきて、ロシア政府とトランプ、この場合はトランプOrgの一部との間の交流やつながりの疑惑という別の側面に関する、別の一連の疑惑が浮上しました。
サスマンとの会合の後、FBIはNYタイムズの記者と会い、アルファバンクの潜在的な話について議論した。サスマンは、FBIの調査がメディアの関心を呼び起こすという「彼の目標」をさらに推し進めたようです。結局のところ、データそのものが不十分だった。
主要な部分を抜粋:
Q. なるほど。それで、その話し合いはどのように終わったのですか?どんな結果だったのでしょうか?
A. そのミーティングのときだったか、その後すぐだったか覚えていませんが、ニューヨーク・タイムズ紙は記事の掲載を引き続き保留することに同意しました。彼らもまだ準備ができていなかったからだと思います。
私たちはできるだけ早く行動しようとしていたし、彼らもまだ準備が整っていなかったりで、私が当初考えていたほどには記事掲載の準備ができていなかったので、基本的には両者ともうまくいったのだと思います。
Q. このとき、サスマン氏から、あなたの電話や他の通信から、彼がこれらの資料をリヒトブラウ氏に渡したかどうかということを感じましたか?あなたはいずれにせよ知りませんでしたか。
A. はい、終日私は知りませんでした。
Q. あなたが覚えている限りでは、サスマン氏は「私はこれらの資料をリヒトブラウ氏に渡した」と言ったことがありますか。
A. 彼はそんなことは言わなかったと思います。
Q. 「記者や記者とFBIの関わり」を観察した経験から、FBIの捜査が「記者が記事を掲載するかどうか」に影響を与えることがありますが、どの程度でしょうか?
A. FBIが...もしFBIや米国政府の他の組織が記者に報道を控えるように要求すれば、そうすることもあります。ある特定の事柄を言わないようにとお願いすれば、そうしてくれることもあります。
そして私は、リヒトブラウ氏が何年か前に別の問題でアメリカ政府の高官とそのような議論をしていたことを過去の経験から知っていましたので、少なくともそのときには、(私の記憶では)彼またはニューヨークタイムズが何かを公表しないことに同意していたと知っています。
Q. FBIが何かを調査することで、逆にそれがニュース記事になるようなケースをご存知でしょうか?
A. 私たちが何かを調査していることを記者が知り、それが彼らの興味を引けば、確かに公表されることもありますね。
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トランプ・オーガナイゼーション(Org)