昨日の朝、ジェームズ・ベーカー(元FBI顧問)とロビー・ムック(ヒラリー・クリントン・キャンペーンのマネージャー)の証言が引き続き行われた。
(以前わかったように、ムックは既に Fusion GPS の調査結果に関する「一般的な最新情報」について説明を受けたことを認めていたが、彼は Fusion GPS が何者であるかは知らないと否定している)
昨日の証言(午後のセッションでのCIAエージェントの証言も含めて)を深く掘り下げることはまだできていないが、ベイカーとムックのハイライトは以下の通りである。
ベーカーの証人尋問の続き
ベーカーは、信憑性のない「トランプとロシアのアルファバンク疑惑」がニューヨーク・タイムズと共有されたことをサスマンが彼に知らせなかったと証言した。(木曜日の証言のトランスクリプト抜粋はこちら)
Q:彼(サスマン)はニューヨーク・タイムズ社に行ったとき、クライアントがいるかどうか、何か話していましたか?
A: その質問に対する答えはノーだと思います。
Q: 彼らが、ニューヨーク・タイムズにこのストーリーを掲載させようとするための(サスマンの)クライアントであったかどうか、あなたは知らないのですね?
A: はい。私はそれを知りません、その通りです。
Q: そのために彼(サスマン)がクリントンキャンペーンと協力していたのかどうか、ご存知ないのですね?
A: 知りません。
ロビー・ムックの証言
2016年のヒラリー・クリントンのキャンペーンマネージャーであるロビー・ムックも、金曜日に陪審員団の前で証言した。
彼は証言の中で、
”トランプがロシアと共謀しているという嘘” を秘密サーバーを通じてメディアに流す計画を、ヒラリー・クリントンが個人的に承認した
と述べた。
また、この陰謀についてブリーフィングを受けたことも認めた。
Q:なるほど、トランプ氏とロシアへの一般的な焦点に関連して、トランプOrg、トランプ氏のビジネス、そして ”アルファバンク” というロシアの銀行との間の潜在的なつながりを知ったタイミングがあったのでしょうか。
A:ありました。はい、それについてブリーフィングを受けました。
Q:そのことについて最初に説明を受けたのは、覚えているのであれば、だいたいいつ頃ですか?
A:正直なところ、思い出せません。
Q: 覚えている限り、誰がそのブリーフィングに参加しましたか?
A: わたし、マーク・イライアス、ジェン・パルミエリ、ジェイク・サリバン、ジョン・ポデスタです。他にもいたかもしれませんが、私が間違いなく覚えているのはこのメンバーです。
ムックはまた、2016年夏以前にクリントンキャンペーン(CC)がトランプとロシアの関係に注目していたことを認めている。
Q:2016年夏、トランプ氏とロシアの関係にCCは着目していたのでしょうか?
A:はい。つまり率直に言って、それは私たちがその時より前に焦点を当てていたものでしたが…しかし、絶対にそうです。
しかしムックは、ヒラリーが「トランプとロシアの疑惑をメディアと共有すること」を認めたにもかかわらず、クリントンキャンペーンが「サスマンに対してFBIへ行くように指示したこと」は否定した。
Q:サスマン氏が2016年9月にFBIに行ってトランプ/アルファバンクに関するニューヨークタイムズの記事について彼らに注意を促したことをご存知でしたか?
A:いいえ。
Q:トランプ/アルファバンク問題で選挙運動のためにFBIに行くことについて、誰かがあなたに話したという記憶はありますか?
A: ありません。
Q:サスマン氏に選挙運動のためにFBIに行くよう指示しましたか?
A: 全くありません。
Q: あなたはサスマン氏に選挙運動のためにFBIに行くことを許可しましたか?
A: いいえ。
Q: あなたの知る限り、選挙運動の他の誰かが、サスマン氏に選挙運動のためにFBIに行くように指示したり、承認したりしましたか?
A: 私の知る限りでは、ありません。
また、ムックは、論破されたロシアの陰謀をメディアにプッシュすることを決定したのは、彼とサスマン、ジョン・ポデスタ、パルメリであり、ヒラリー・クリントンもこの決定に同意したと述べた。
Q:そして、あなたがそれ(トランプ・ロシア疑惑)を知った時点で、クリントンキャンペーン(CC)がメディアで肯定的にプッシュすべきかどうかをCCと議論し始めたのですね?
A:その通りです。
Q:そして、あなたはサリバン氏とそのような議論をしたのですか?
A: その通りです。
Q: ポデスタ氏ともですか?
A: はっきりさせておきます。この人たちのことは覚えていますよ。
Q: わかりました、あなたはサリバン氏と議論をしたのですか?
A: はい、思い出します、はい。
Q: マスコミに知らせるかどうか、ですね?
A:そうです。
Q:パルミエリさんと?
A: その通りです。
Q: ポデスタ氏と?
A: その通りです。
Q: しかし、いずれにせよ、これをメディアに提供する決定は選挙運動によって承認されたのですね?
A: CCのスタッフがメディアに提供することを承認しました。
ヒラリー・クリントンについて、ムックはこう語っている。
Q: ムックさん、休憩の前に、アルファバンクの疑惑をメディアに提供する計画案についてクリントンさん(ヒラリー)に話した会話があったと証言していましたが、正しいですか?
A: その通りです。
Q: そして彼女の反応はどうでしたか?
A: 私が覚えているのは、彼女がその決定に同意したということだけです。
最後にいくつか思うこと:
この裁判は、「サスマンのFBIへの虚偽の陳述について」ですが、それ以上のものでもあります。
これは、ジョン・ダーラムSCが、クリントン(陣営)の野党調査マシーンについて、そして選挙運動が彼らの弁護士と請負業者(Fusion GPS)を通じて、選挙に影響を与えるためにどのように "嘘を開発” しメディアに広げたかを公的に語ったものである。クリントンキャンペーンの弁護士が、その「欺瞞の戦略を進めるためにFBIを利用した」という話である。
それを考えると、イゴール・ダンチェンコ事件も忘れてはいけない。ヒラリー・クリントンの友人であり支援者であるチャールズ・ドーランが、偶然にもクリストファー・スティールの主要なサブソースに偽の情報を与えていたということなのだろうか。
そして、もう一人のクリントンの協力者であるアレキサンダー・ダウナーが、彼の「情報」をFBIに持ち込んだ可能性はどうだろうか? ダウナーの情報は(以下、画像参照)、アルファバンク/トランプに関する捜査の開始で言及されました(FBIはダウナーのタレコミとミフスードのジョージ・パパドポラスへの発言とされるものの両方を誤って伝えていることに注意)。
クリントンキャンペーンとそのエージェントが、ドーランとダウナーに何の関係もなかったと信じていいのだろうか? より広範なトランプ/ロシア問題に関して言えば、無視できないほど多くの「クリントン・リンク」がある。ダーラムがその糸を解いていることを期待しよう。
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